私は、あなたに連れていかれる
私の好きな食べ物は鯖。
ホワイトセージを燃やすためのアバロンシェルを探していると言ってたの覚えていてくれた。
「鯖を冷凍しているからいつでもおいで」
「探していたアワビ、近くのスーパーで見つけたの。仕事終わりに迎えに行ったら来れるかな?」
「無理はしないでね、いつでも来てね」
「週末お邪魔していいかな?」
『ベーグルつくったから、届けに行ってもいい?』
『鎌倉に用があるから…』
『海が好きなので、眺めに来たの。それから午後の用事無くなった。』
わたしたち、色んな言葉で
側に居れるように、言い訳つくっている。
言い訳というか、必然とかいう運命的なもので繋がっていたから面白い。
もしもの話。
このさき言い訳もないまま側に居ることが
嫌にならない関係だったならいいな。
それは、元々決まっていたことかも知れないし
これからお互いを知り合うことが必要とする。
そうなれるように、私は、
何処か違う場所で、少し小さい声で
歌い始めたりする。
貴方を想うこころを大切にしながら、
私は、あなたに連れて行かれる。